2018/06/20
こんにちは、名古屋市瑞穂区のパーソナルトレーナーの田島雅彦です。
前回に続いて運動前のストレッチの話を補足でまだちょっと続けます。
細かい部分なので話を混ぜっ返すようですが、
静的ストレッチを運動前に行うことは基本的には推奨されませんが、
行う必要のある競技や、個人としては行う必要のある場合もあります。
・どんな場合?
競技としてはダンス・芸術系の競技など(新体操やバレエとか)では、極端な
柔軟性・可動域が必要で、直接的に競技パフォーマンスに直結するので、
静的ストレッチも行う必要があるでしょう。
ただしやればやるだけいいというモノではなく、本当にパフォーマンスを
高めるには、筋力やスピード低下を抑えるため必要十分なだけの部位と
時間を考える必要はあるかと思います。
(静的ストレッチの時間を短く抑えるとパフォーマンス低下率も抑えられる
という研究結果があります。短すぎると当然柔軟性改善効果もなくなるでしょうけど。)
またそういった競技でなくても、個人として、例えば傷病後、
あるいはそれに近い状態で、特定の関節に可動域制限や痛みがある場合は
可動域を広げるため、多少筋力やスピードを犠牲にしても
静的ストレッチを行う必要があるケースというのは考えられます。
制限のある部分以外はやる必要はありませんが。
・その他諸々
静的ストレッチを行うことが怪我の予防にはならなくても、
それで怪我が増えるというわけでもありません。
(静的ストレッチを週6日行ったグループと週7日行ったグループで
週7日行ったグループの方が怪我の発生率が高かったという研究結果はあるそうです。
ストレッチも筋肉に負荷をかける事なのでお休みが必要なんですね。)
トータルでパフォーマンスを向上させるにはケースバイケースで
考える必要があるということです。
あと運動後以外に静的ストレッチを効果的に行えるのは体の温まった状態なので
お風呂上りに行うのはいいでしょう。
寝る前、ということも良く言われますが僕は個人的にはあまりお勧めしません。
風呂上がってすぐストレッチして寝るってんならいいですが。
細かい理由はまた今度書きたいと思います。
・本当に怪我を予防するものとは
最後に怪我の予防に関して、はっきりと怪我の予防効果を持つものがあります。
それは筋力トレーニングです。
スポーツ中の怪我の発生件数を1/3以下に減らすという研究結果が出ています。
さらに筋力トレーニングを最大可動域を用いて行えばストレッチ以上に
柔軟性も改善されるという報告もあります。
怪我も予防するし、柔軟性も向上させる。
というわけでスポーツの為にも健康の為にも正しいフォーム・大きな可動域で
トレーニングをしましょう。
(間違ったフォームや狭い可動域だけでトレーニングをしていると体が
硬くなったり痛くなったりします。)
そして終わったらゆったり静的ストレッチを。
健康にいい正しいトレーニング指導行っております。
ご興味のある方は是非お問い合わせください。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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