2018/08/11
こんにちは、名古屋市瑞穂区の肩楽々パーソナルトレーナー田島雅彦です。
肩凝りや猫背・巻き肩など、肩甲骨に関する話題を続けています。
そこで今回は、腕と一緒に肩甲骨を前後に大きく動かす体操として、
ローイング体操をご紹介します。
肩甲骨を動かし、しっかり背中の筋肉を使う体操です。
この体操、一見簡単な動きではあるんですが、腕だけで動かしてしまったり、
肘を引くと肩が上がってしまったり、胸を張ろうとすると力んでしまうなど、
意外とスムーズに行えない方が多いです。
かなり多くの方が肩が前に出ている状態が定着してしまっていて、後ろまでスムーズに肩を引けない。
腕(上腕)を動かすだけでなく、しっかりと背中の筋肉を使って肩を引き、肩甲骨を動かすことが大事です。
1・背中を丸める
足幅を適度に開き、まっすぐ立った状態から、腕で何かを抱え込むように背中を丸めながら息を吐きます。
腕は体の前でクロスしてもいいので柔らかく包み込むようにして、腰だけでなく、肩甲骨のあたりから上背が丸くなるようにしましょう。
2・肘を引いて胸を張る
その状態から、息を吸いながら肘を引きつつ上体を起こし 、胸を張り胸骨を突き出しながら、さらに肘を体の後ろまで引いていきます。
しっかり胸骨を突き出して胸を開き、肘を引くと肩も一緒に後ろへと引く形になります。
肩を後ろに引くときに、肩甲骨が持ち上がって肩が挙がってしまう方が非常に多いです。
肩は下ろしたまま肘を引いていきましょう。
また肘を内側に寄せて背中を絞る必要はありません。肘、腕は真っ直ぐ引いて胸をクイっと突き出します。
3・繰り返す
以上の動作を数回繰り返してみましょう。
ゆっくり呼吸に合わせて、丸まって、体を起こして肘を引いて、丸まって、引いて。
柔らかく、強い力は入れず、でも肘を引いた時には
脇の裏のあたりから背中の収縮感を軽く感じましょう。
やるたびに形が変わってしまう方も結構いるでしょう。
写真では立って行っていますが、椅子に座ってやってもいいですね。
続きます
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