2018/07/02
こんにちは、名古屋市瑞穂区の心身最適化パーソナルトレーナーの田島雅彦です。
前回は最適な状態、リラックスした状態と言うのは人によって場合によって違う
と言う話をしました。
・リラックスした状態を掴むためには
じゃあその最適な状態を見つける、あるいは身に着けるにはどうしたらいいのかということになります。
結論から言うと練習と経験を積むしかありません。
(どうやって何を練習?というのが次回)
え~なんだあ、という感じで非常につまらない答えですが、
最終的にはそこに行き当たります。
なんでかっていうとまず覚醒水準(概念的なものです)や筋の緊張を定量的に
測定するということができません。
なので自分の感覚・主観を頼りにするしかない。
自分のパフォーマンスの良い時・上手くいった時はどういう時だったのか、
どういう感じだったのか。
(生活の中でも例えばよく眠れる時というのはどういう状態だったかなど)
専用の装置があれば脳の活動だとか筋や神経の活動電位がどうだとかを
ある程度調べることは出来るかもしれませんが、現時点では一般的に
そういったものを用いるのは現実的ではありません。
せいぜい研究室内の実験で行われるのみでしょう。
なので自分の感覚を使うしかないんですが、自分の感覚を正確につかむためには
感覚の感度を高めてやる必要があります。
そのためにはまず何もない状況、安静状態でのリラックス状態を覚える必要があります。
図表お借りしています<出典>
・違いを感じるには刺激の少ない状態から
人間の感覚について、ウェーバー・フェヒナーの法則と言うのがあって、
[例えば、100gの錘を手に乗せて、少しずつ錘を重くして110gになった時に
初めて「重くなった」と感じる人は、初めに200gの錘を手に乗せた場合は、
これが220gにならないと「重くなった」とは感じない。つまり、210gに
なった時や215gになった時も、200gの時との違いを感じ取れないのである。]
説明文引用させていただきました<出典>
これは重さに対する感覚だけでなく人間の様々な知覚に共通した性質で、
最初から刺激の強い状態や緊張の強い状態では細かな変化を感じることができないのです。
また、人間は余計な緊張を持っているものだということは何度か書きましたが、
そもそも安静時の”余計な力の抜けた”リラックス状態を知らないことには、実は自分が普段から
余計に緊張しているということも分かりません。
”自分が緊張している”ということ自体に”気づく”必要があるのです。
なのでまずは刺激の少ない状態、安静時にリラックスすることから始めて、
必要な状況に対応できるようにするため段階的・発展的に練習していく必要があるわけです。
続きます。→リラックス その4
今日も読んでいただいてありがとうございました。
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