2018/06/19
こんにちは、名古屋市瑞穂区の脱力系パーソナルトレーナーの田島雅彦です。
今日は体をゆるめるということについてお話ししたいと思います。
・ゆるめるってなに?
「体をゆるめる」と言う言葉、あるいは概念は比較的近年になってフィットネスや
リラクセーション業界でチラホラ流行っているのかなと言う感じですかね。
よく耳にする人もいる一方興味のない人は何にもピンとこない言葉だと思いますが、
まあ実際非常にあいまいでいい加減な言葉なんで定義らしい定義もないし、
それぞれ使う人によって意味もまちまちだと思います。
そんな中で僕はこの方の定義(リンク参照)が割としっくりきたので、だいたい
近い感じだと勝手に思って使ってます。
[筋肉をゆるめる”とは、力を抜いた時の筋肉の硬さをとると言う意味です。]
これはセラピストの方の表現なので手技で治療を行う方なので触った硬さが指標ですが
僕の表現だと基本的には筋肉に余計な緊張のない、余計な力の
入っていない状態にするということになるかと思います。
以前の記事でも説明しましたが
人間だれしも自分では力を抜いているつもりでも余計な緊張を持っていしまっているものです。
・必要な緊張、余計な緊張
で、ここで問題になるのが余計という部分です。
筋肉が緊張しているということは筋肉に力が入っているということです。
常になんにも力が入ってない方がいいということはあり得ないですね。
例えば寝ころがっている時と立ってる時では働いている筋肉も必要な
筋の緊張も当然違います。激しい運動時はもっと違うでしょう。
余計でない緊張や力はなければ立つことも動くこともできません。
本当にどこにも力の入っていない状態と言うのも有り得ません。
睡眠していても必要な筋の活動や緊張は保たれています。
内臓の活動や呼吸にも筋肉が働いているし、
完全に弛緩したらアレコレ垂れ流しになっちゃいますからね。
でも寝ている時に立ってる時や運動してる時と同じような緊張があったりすると、
それは眠れないということや、あるいは寝ても・休んでも疲れがとれないとか
そういうことになってきますね。
あるいはただ座ったり立っているだけの時に激しく運動する時のような緊張があると
痛みや凝りが発生してしまう。
というわけで何が余計であるかは状況によって違うわけです。
身体をその状況にとって最適な状態にしてやることができると生活は楽になり、
仕事やスポーツではパフォーマンスが上がります。
で、現代社会では人間の身体は何をするにも過剰な緊張を持つ方に傾きがち
なので、その緊張を取り除いたり減らしてやることが「体をゆるめる」ということ
なのかなと僕は思っています。
(緊張が下がり過ぎる場合はサイキングアップして興奮と緊張を高める必要があります。)
体をゆるめる、ということだけだと身体というか筋肉まわり中心の話に
なるので心理面などもうすこし広い範囲の意味を持つのがリラックスという言葉ですね。
続きます。→リラックス その2