こんにちは、名古屋市瑞穂区の体楽々パーソナルトレーナーの田島雅彦です。
今日は前回の側屈の続きです。
・前回のパターンの概要
前回は色んなパターンで側屈を行ってみました。
・最初のは股関節から骨盤ごと一緒に傾く。
・次は股関節、骨盤固定で腰椎から動く。
・その次に胸椎・胸から上だけで動く。
・最後は股関節の動きで腰(骨盤)を左右に動かすという形でした。
(いずれも大まかな分け方で厳密にそこだけ動いてるというわけではありません。)
脊椎(背骨)は長く連なっているので色んな位置から動かすことができます。
(ただ可動域の大きな部分と小さな部分があって、大きな可動域を持っているのは
胸椎になります腰椎(腰のあたり)はそれほど大きく動きません。)
いくつかのパターンで動員する部位を変えて側屈動作を行ったわけです。
・普段の動きと違う動きを
ただ側屈しましょうとだけ言われた時どのやり方の近い動きをしていたでしょうか。
意識したことのある人は少ないと思います。
特に意識しないで自然にそうなる動作が体の癖ですね。
どの形になれば良いというモノではありませんが、特定の動きだけしかしていないと
本当は動かせる部分が動かないままで可動域が失われてしまうこともあります。
まず全体を動かしてみる(あるいは普段通りの形をやってみる)、次に部分を動かす、そしてまた全体を動かすという手順を踏むと、
動き方が変わる・可動域が拡がる感覚の変化を感じやすくなります。
・肢位の変化でバリエーションが増える
また腕の位置、足幅など肢位を変えると動く場所が少しずつ変わってバリエーションを増やせます。
例えば手は振らずに腰に置いたまま、
頭の後ろで手を組んで、
<左・手のひらを返して上に向けて> <右・手のひらは下を向いたまま>
頭の上で手を組んで、などの形でそれぞれ前回のパターンを行うと、体の動き方・動員される筋肉などが変わってきます。
頭だけ横に倒すなんていうのも側屈のパターンであると言えます。
・いろいろなパターンの中から気づきを
他にもバリエーションはやり方次第でいくらでも増えます。
色んな体の動かし方を試してみると自分の体の硬い部分に気付いたり、
ちょっと体が動かし易くなったりするかもしれません。
ただし怪我をしてしまいそうな無理な動き方は厳禁ですが。
次回は左右回旋運動です。
→「回旋 ~どこまで振り返れるかな 体幹を捻る運動 その1」
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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