2018/06/06
こんにちは、名古屋のパーソナルトレーナー田島雅彦です。
今日は前回の記事(→運動前のストレッチは怪我を予防しない その3)で触れた
寝る前の静的ストレッチについてお話ししようと思います。
基本的に僕はあまりお勧めしません。
・静的ストレッチを行う目的は?
基本的に、静的ストレッチを行うのに適した状態は体の温まった状態です。
少なくとも軽く汗ばむ程度にはしたいところです。
で、タイミングとしては運動後やお風呂上りがいいということになります。
ということでまず寝る前という場合だと体はすでに冷えてきているという
ことが多いのではないでしょうか。
風呂→即ストレッチ→即寝る、という流れができているなら問題ないと思います。
そうでないなら時間が空いて体が冷えている状態でやっても柔軟性改善効果はあまり期待できません。
柔軟性改善効果を狙ってやっているのではなく、副交感神経を優位にして
リラックスして寝やすくなると言う効果を期待してやる場合だとどうか。
既に体の柔軟性も高く、静的ストレッチに習熟されている方ならいいでしょう。
・ストレッチは頑張ったらダメ
でも、体の硬い方だとそもそも静的ストレッチがストレッチにならないことが多いんです。
体を硬直させてアイソメトリックなトレーニングになってしまう。
ポーズをとるのに力が入って、呼吸が止まって、血圧も上がって、ということに
なると副交感神経優位に導くどころか完全に交感神経昂進です。
むしろ興奮して目が醒めてしまう。
こういう感じだと逆効果
そこまで硬い人でない場合でもストレッチをするとなると、どうしてもしっかり
伸ばそうという気持ちが働いてしまうのが普通です。
伸びてる感じ張ってる感じが欲しい。頑張っちゃう。
で一生懸命ストレッチをしてしまうともうリラックスからは遠ざかります。
例えば静的ストレッチ時には呼吸を止めないようにしましょうということは
みなさん知っているかと思います。
でも、ストレッチしていると呼吸が止まりそうになるんだけど、止めちゃ
いけないから意識して呼吸をつづける、みたいな形になると、これはもう
呼吸するのにかなり努力してますからやっぱりリラックスは出来ません。
その時点で体に結構な力が入っているでしょう。
続きます。→寝る前のストレッチはいい? その2
今日も読んでいただいてありがとうございました。